2022 文月の自然観察

梅雨明けが異様に早かった一方で、7月になり、戻り梅雨現象が各地で起こっているようです。夏の生物に関しても、多くの生物の成長・出現は例年になく早まったり遅れたりと、平年とはかなり違っています。たとえば、本来なら7月上旬ごろから見られる、豊橋市内の葦毛湿原のミミカキグサやサワシロギクは、ほとんど観察できていません。

野鳥の世界でも、小さな異変が起こっているようです。留鳥はいうまでもなく、渡り鳥たち(夏鳥)には、梅雨明けが早すぎて、6月中旬から暑すぎたせいか、過酷な繁殖環境でやりくりしてているようです。水飲み場には、晴天・曇天・雨天にかかわらず、いろいろな鳥たちがやってきます。そんな野鳥を含め、観察できた野鳥を中心に紹介します。

クロツグミ(黒鶫、Turdus cardis)、夏鳥
クロツグミ(黒鶫、Turdus cardis)、夏鳥
ヤマゲラ(山啄木鳥、山緑啄木鳥、Picus canus
ヤマゲラ(山啄木鳥、山緑啄木鳥、Picus canus
ヤマゲラ(山啄木鳥、山緑啄木鳥、Picus canus
アカゲラ (赤啄木鳥、Dendrocopos major
キビタキ(黄鶲、Ficedula narcissina)オス、夏鳥
キビタキ(黄鶲、Ficedula narcissina)メス、夏鳥
オオルリ(大瑠璃、Cyanoptila cyanomelana)メスまたはキビタキ(黄鶲、Ficedula narcissina)メス、夏鳥
ハシブトガラ(嘴太雀、Parus palustris)?
ゴジュウカラ(五十雀、Sitta europaea
ヤブサメ(藪雨/藪鮫、Urosphena squameiceps)、夏鳥
ホオアカ(頬赤、Emberiza fucata
モズ百舌百舌鳥・鵙・伯労, Lanius bucephalus
ノビタキ(野鶲、Saxicola torquata
ノビタキ(野鶲、Saxicola torquata
カッコウ郭公Cuculus canorus
ガビチョウ(画眉鳥、Garrulax canorus
ソウシチョウ(相思鳥、Leiothrix lutea
セッカ(雪加、雪下、Cisticola juncidis
キンバイソウ(金梅草、Trollius hondoensis)、日本特産(中部~北陸~近畿)
アサマフウロ(浅間風露、Geranium soboliferum)、絶滅危惧IB類
ハクサンフウロ(白山風露、Geranium yesoense var. nipponicum)、東北~中部に分布
シモツケ(下野、Spiraea japonica
アカバナシモツケソウ(赤花下野草、Filipendula multijuga var. ciliata )、日本固有種
ハナチダケサシ(花乳茸刺、Astilbe formosa)、日本固有種
キバナノヤマオダマキ(黄花の山苧環、Aquilegia buergeriana var. buergeriana f. flavescens
ツリガネニンジン(釣鐘人参、 Adenophora triphylla var. japonica
ヤナギラン(柳蘭、Chamerion angustifolium
コオニユリ(小鬼百合、Lilium leichtlinii f. pseudotigrinum
ワスレグサ(忘れ草、Hemerocallis fulva
キキョウ桔梗Platycodon grandiflorus
ヌマトラノオ(沼虎の尾、Lysimachia fortunei
リョウブ(令法、Clethra barbinervis 
ウチワヤンマ(団扇蜻蜒、 Sinictinogomphus clavatus
コシアキトンボ(腰空蜻蛉、Pseudothemis zonata
オオシオカラトンボOrthetrum triangulare melania
コウヤホソハナカミキリ(高野細花天牛、Strangalia koyaensis

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