月別アーカイブ: 2019年10月

豊橋のんほいパークにて

ほぼ1年ぶりに「豊橋のんほいパーク」にやってきました。お目当ては、昨年も撮影した渡り蝶アサギマダラです。今年も、いい感じにフジバカマが咲いていて、何頭かのアサギマダラを見ることが出来ました。また、動物園側の一角にある野鳥園に、はじめて寄ってきました。驚いたことに夏鳥、冬鳥、留鳥がいずれも同時に観察できました。

バラ@ 豊橋のんほいパーク
フジバカマ( Eupatorium japonicum )@ 豊橋のんほいパーク
アサギマダラ( Parantica sita )@豊橋のんほいパーク
アサギマダラが2頭見えます。
ヤクシマルリシジミ( Celastrina puspa )@ 豊橋のんほいパーク
ヤクシマルリシジミ( Celastrina puspa )@ 豊橋のんほいパーク
ヤクシマルリシジミ( Celastrina puspa )@ 豊橋のんほいパーク
コマドリ( Erithacus akahige )@ 豊橋のんほいパーク野鳥園。夏鳥をここで見れるとは。絶滅危惧種です。
キビタキ( Ficedula narcissina )@ 豊橋のんほいパーク野鳥園。こちらも夏鳥。
ルリビタキ( Tarsiger cyanurus )@ 豊橋のんほいパーク野鳥園。こちらは冬鳥(実際は高地で夏を過ごし、冬に平地の森に降りてくるといわれるので漂鳥として扱われるようです)。
ジョウビタキ( Phoenicurus auroreus )@ 豊橋のんほいパーク野鳥園。冬鳥。
ウグイス( Horornis diphone )@ 豊橋のんほいパーク野鳥園。こちらは留鳥。
コゲラ( Dendrocopos kizuki )@ 豊橋のんほいパーク。こちらは野鳥園ではなく、パーク内の植物園にいたものです。 留鳥。
のんほいパークにて。♪♪ 音楽は「甘茶の音楽工房」のフリー素材を利用しています。

東大生産技術研究所での学会参加

10月18日~19日、駒場東大駅から徒歩10分ほどの場所にある生産技術研究所で開催された、電子情報通信学会 PRMU(パターン認識とメディア理解)研究会に、学生と行ってきました。学生の発表は午後4時ごろからでしたが、学会フェローである九州大学の内田教授の記念講演があり、朝から早めに参加しました。噂どおり、非常に面白い話で、Take-homeメッセージの1つに、これだけ表現学習(いろいろな特徴量を、システムが自動的に学習する手法)が流行っている状況であっても、対象(扱っているデータ)の性質のみきわめが大事である、という言葉に、とても共感するものがありました。データ工学研究室の運営者としても、やはり自分が研究対象で扱うデータを、多角度からじっくり観察し、(できるなら五感で)その性質を感じて、それを研究(提案)に活かすことこそが大事である、という自分自身の大学院の専門授業(データサイエンス系の授業)の最初の回に論じていることを再認識させられました。

駒場コンベンションホール。ここでPRMUの口頭発表が行われました。
フェロー記念講演。刺激的なプレゼンでした。
物体検出が含まれる発表は多いですね。
当研究室の学生の発表
東大 生産技術研究所(東京都目黒区駒場)
ランチは、日本近代文学館内のBUNDANで食べました。本棚と書物に取り囲まれた不思議な空間でした。
構内のキンモクセイ( Osmanthus fragrans var. aurantiacus )の香りがすごかったです。

神無月の花鳥風月

10月というと、秋本番というのが昔の印象でしたが、上旬は、30度を越える日々もあり、まだ残暑という感じです。ただ、ツバメをはじめとする夏鳥は姿を消し、冬鳥が来る前、この時期らしく、真夏は静かだった留鳥たちが、元気に囀りはじめました。

夕焼け空@葦毛湿原。秋の日はつるべ落とし。
ミゾソバ( Polygonum thunbergii )@葦毛湿原
ムカゴニンジン( Sium sisarum auct. non L. )@葦毛湿原、キアゲハの幼虫、さなぎ、成虫も見かけました。この植物が好きなようです。
サワシロギク( Aster rugulosus )@葦毛湿原 。7月ごろまでには、数的に少なかったのですが、9月ごろから徐々に群生化してきたのがわかります。絶滅危惧種です。
シラタマホシクサ( Eriocaulon nudicuspe )@葦毛湿原。9月の写真でもとりあげました。
シラタマホシクサ:クローズアップ
ワレモコウ( Sanguisorba officinalis )@葦毛湿原

サワギキョウ( Lobelia sessilifolia )@葦毛湿原。絶滅危惧種です。
マアザミ( Cirsium sieboldii )@葦毛湿原
サワシロギク( Aster rugulosus )@葦毛湿原。サワシロギクは枯れる直前にピンク色に変わります。これはこれで美しいと感じます。
スイラン( Hololeion krameri )@葦毛湿原。国内では各地で絶滅危惧種です。
キマダラセセリ( Potanthus flavus )@葦毛湿原。10月に見られるとは、予想外です。
チャバネセセリ( Pelopidas mathias )@葦毛湿原
ヒカゲチョウ( Lethe sicelis )@葦毛湿原
アカボシゴマダラ( Hestina assimilis )@横浜瀬谷市民の森。こちらも10月に成虫が見られるとは思いませんでした。
ウラナミシジミ( Lampides boeticus )@横浜追分市民の森。秋を感じます。
コゲラ( Dendrocopos kizuki )@横浜追分市民の森。夏の間、見つかりませんでしたが、元気な姿を見せてくれました。
コゲラ( Dendrocopos kizuki )@横浜追分市民の森
メスの百舌( Lanius bucephalus )@葦毛湿原。モズもちょっと涼しくなって戻ってきました!
カワセミ( Alcedo atthis )@葦毛湿原。留鳥のカワセミも10月になって戻ってきました。ヨシの向こうで、ちょっと見にくいですが、池ジャンプをしてくれました。
ホシホウジャク(星蜂雀)( Macroglossum pyrrhosticta )@葦毛湿原。Hammingbird hawk moth。ホバリング中。