月別アーカイブ: 2017年4月

春の花は秋の実りに…

技科大の春の花の続報です。構内に「桃」があることも珍しい大学だと思いますが、実は「かりん」(Pseudocydonia sinensis)もあります。秋には緑色のかりんの実がなります。派手な花ではないですが、秋(10月)になると、それはそれは大きなかりんの実がなります。また、技科大南駐車場付近では「あけび」(Akebia quinata)の花があちこちで満開です。こちらも秋には、大きな果実になり、果肉はゼリー状で甘い味がします。花を「目標」にたとえると、そのうちほんの数%が秋に実を結ぶので、「結果がでる」ものは、いろいろな必然(花の香りなどで誘引)と偶然(みつばちなどの受粉)の不思議な組み合わせなのでしょう。研究も似たところがあります。

技科大構内のかりんの花(Pseudocydonia sinensis)
10月には、かりんの果実が観察されます(2016年10月撮影)

技科大南駐車場付近のあけびの花(Akebia quinata)

10月には、あけびの果実が観察されます(2016年10月撮影)
この4月から新装オープンした技科大の図書館です

以下おまけです。

技科大のうぐいす(再生ではボリュームを小さくしてください)

春は翔けるように…

いつもの年より桜の開花が全国的に遅れていた今年の春ですが、ここ一週間くらいで一気に春が駆け抜けてきたように感じます。かつて1990年代前半、ニューヨーク州北部に3年半くらい留学していた頃の感覚に似ています。雪に埋もれた長い長い冬のあと、一気に春がやってきた感覚がありました。毎年、この時期は、桜をはじめ、いろいろな花が咲き乱れるので、カメラ片手に近所の公園や技科大周辺の小路に撮影に出かける日々を楽しんでいます。

豊橋市高師緑地公園の朝, 「長い曇天の後、突然やってきた春」っていう感じです。

オキナグサ(Pulsatilla cernua)(栽培), かつて河川の土手などで観察できました。地味な花ですが個人的に好きな植物の1つです。