梅雨明けが異様に早かった一方で、7月になり、戻り梅雨現象が各地で起こっているようです。夏の生物に関しても、多くの生物の成長・出現は例年になく早まったり遅れたりと、平年とはかなり違っています。たとえば、本来なら7月上旬ごろから見られる、豊橋市内の葦毛湿原のミミカキグサやサワシロギクは、ほとんど観察できていません。
野鳥の世界でも、小さな異変が起こっているようです。留鳥はいうまでもなく、渡り鳥たち(夏鳥)には、梅雨明けが早すぎて、6月中旬から暑すぎたせいか、過酷な繁殖環境でやりくりしてているようです。水飲み場には、晴天・曇天・雨天にかかわらず、いろいろな鳥たちがやってきます。そんな野鳥を含め、観察できた野鳥を中心に紹介します。