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雨上がりの技科大

標高40メートル。これは、技科大のほぼ中央に位置する中庭付近の海抜である。南に約4キロメートルに太平洋があるが、ここは小高い丘の上なので、想定される東海地震の津波からは安全である、ということになっている。

初夏の雨上がりのこの季節に、よく観察すると大学の周辺には、いろいろな動植物が生息している。最近少なくなったといわれるツバメは、猛スピードで歩行者の顔すれすれに飛んでいく。ウグイスの声も聞こえるし、ホトトギスも鳴いている。

写真は、大学の南駐車場に咲いている「野ばら」と、雨上がりに構内あちこちにいて、おもわず、踏んづけそうになってしまうカタツムリである。こんなポピュラーなものはともかく、動植物を観察していて、常々思うことは、「これ何だろう?」というときに、写真から一発で検索できないかなあ、ということだ。情報検索研究室としては、近い将来、そんなプログラムをぜひ作りたいと思っている。

もうひとりの寡黙な研究者

4月から新しい学生を迎え1か月過ぎました。桜の季節は足早に過ぎ、初夏の香りがキャンパスにみなぎっています。朝、車で技科大の広い駐車場に来ると、もう一人(?)の研究者が待っています。それが写真のミケです。とにかくじっと待っているのです。こちらが怖くないと学習したのか、車から出るや否やボンネットに飛び乗ります。まだ、少しひんやり感がある朝は必ず待っています。温かみの残るボンネットの「ホットスポット」場所を知っているようで、そこに行儀よく座ります。この駐車場からD棟を眺めると「豊橋技術科学大学」の看板が目にはいります。それが右の写真です。2つの対照的な絵ですが、なぜか(ミケが)もうひとりの寡黙な研究者にように思えてきました。