2021 水無月の風景

例年より早く、東海地方は5月に梅雨入りしました。しかし、6月になって、空梅雨状態がちょっと続いているようです。

自然界では、そんな不安定な天候に係らず、初夏から真夏への移行が着実に進行しています。コロナ下で、感染防止対策をしながら、山野に出かけて観察を続けています。

ミドリシジミ(緑小灰蝶、Neozephyrus japonicus)@葦毛湿原。葦毛湿原でミドリシジミに出会ったのは2回目です。ポイントもないので、なかなか出会えません。動画は、手持ちカメラのため揺れます。背景に、少なくとも5種類の野鳥の声が入っています。3~6秒付近に夏鳥のサンコウチョウの泣き声(一部、留鳥のウグイスの泣き声とオーバーラップしています)。また、最初の13秒くらいまで、夏鳥のキビタキの泣き声がBGMのように、聞き取れます。後半23秒あたりから、夏鳥のホトトギスが「東京特許許可局(「聞きなし」)」とはっきり泣いて、野鳥の声のトリ(取り、鳥?)をつとめてくれています。もちろん、そんな演出を意図的にしたわけではありません。途中、留鳥のヒヨドリの騒がしい声も入っています。
チョウトンボ(蝶蜻蛉 Rhyothemis fuliginosa)。個人的には、日本で見られるトンボの中で一番美しいと感じています。
チョウトンボ(蝶蜻蛉 Rhyothemis fuliginosa)。光源とカメラの位置関係に依存しますが、羽根の色彩の美しさに加えて、幾何学的な模様にも神秘的な美しさを感じます。
ショウジョウトンボ(猩々蜻蛉、Crocothemis servilia mariannae
ベニイトトンボ(Ceriagrion nipponicum)。環境省の準絶滅危惧種です。
オオムラサキ(大紫、Sasakia charonda)。国蝶です。環境省の準絶滅危惧種です。
アカシジミ(赤小灰蝶、Japonica lutea)@葦毛湿原
ヒメヒカゲ(姫日陰、Coenonympha oedippus (Fabricius, 1787))@葦毛湿原
ラミーカミキリ(Ramie髪切、Paraglenea fortunei)@ 東三河
サンコウチョウ(三光鳥、Terpsiphone atrocaudata)@葦毛湿原
サンコウチョウ(三光鳥、Terpsiphone atrocaudata)@葦毛湿原
ツバメ(燕、玄鳥、乙鳥、Hirundo rustica
エナガ(柄長、Aegithalos caudatus)@葦毛湿原
カワセミ(翡翠、翡翆、魚狗、川蟬、Alcedo atthis)@葦毛湿原
カワセミ(翡翠、翡翆、魚狗、川蟬、Alcedo atthis)@葦毛湿原
カワセミ(翡翠、翡翆、魚狗、川蟬、Alcedo atthis)@葦毛湿原
カワセミ(翡翠、翡翆、魚狗、川蟬、Alcedo atthis)@葦毛湿原
カイツブリ(鳰(にお)、鸊鷉(へきてい)、鸊鵜(へきてい)、​Tachybaptus ruficollis (Pallas, 1764))@葦毛湿原
クロハラアジサシ(黒腹鯵刺、Chlidonias hybridus)@大池
クロハラアジサシ(黒腹鯵刺、Chlidonias hybridus)@大池
クロハラアジサシ(黒腹鯵刺、Chlidonias hybridus)@大池
オオアジサシ(大鯵刺、Sterna bergii)@ 東三河
オオアジサシ(大鯵刺、Sterna bergii)@ 東三河
オオアジサシ(大鯵刺、Sterna bergii)@ 東三河
コアジサシ(小鯵刺、Sterna albifrons)@東三河
コアジサシ(小鯵刺、Sterna albifrons)@東三河
コアジサシ(小鯵刺、Sterna albifrons)@東三河
ウミネコ(Larus crassirostris)@東三河
シロチドリ(白千鳥、 Charadrius alexandrinus)@東三河
ハマナデシコ(浜撫子、Dianthus japonicus)@東三河
カワラナデシコ(河原撫子、Dianthus superbus L. var. longicalycinus )@万葉の森
キキョウ(桔梗、Platycodon grandiflorus)@万葉の森。野生のキキョウは環境省の絶滅危惧Ⅱ類です。
ベニバナ(紅花、末摘花、Carthamus tinctorius)@万葉の森
ナツツバキ(サラソウジュ)(夏椿、沙羅、Stewartia pseudocamellia)@万葉の森
クチナシ(梔子、巵子、支子、 Gardenia jasminoides)@葦毛湿原。ラテン語の学名にもジャスミンとはいっているように、クチナシはとてもいい香りがします。嗅覚で、この時期だなあと感じ取れます。
サワシロギク(沢白菊、Aster rugulosus Maxim.)@葦毛湿原
サワシロギク(沢白菊、Aster rugulosus Maxim.)@葦毛湿原
ヒツジグサ(未草、 Nymphaea tetragona)@桶ヶ谷沼。日本在来種のスイレン。
ヒツジグサ(未草、 Nymphaea tetragona)@桶ヶ谷沼
カマナシホテイアツモリソウ(釜無布袋敦盛草, Cypripedium macranthos var. hotei-atsumorianum)。アツモリソウは、環境省の絶滅危惧Ⅱ類です。
カマナシホテイアツモリソウ(釜無布袋敦盛草, Cypripedium macranthos var. hotei-atsumorianum)
キバナノアツモリソウ(Cypripedium yatabeanum)
ササバギンラン(笹葉銀蘭、Cephalanthera longibracteata )
オオアマドコロ(大甘野老, Polygonatum odoratum var. maximowiczii)
ニホンスズラン(Convallaria majalis var.keiskei)
ニッコウキスゲ(ゼンテイカ, Hemerocallis dumortieri C.Morren var. esculenta (Koidz.) Kitam. ex M.Matsuoka et M.Hotta)
コアジサイ(小紫陽花、 Hydrangea hirta )
ミヤマバイケイソウ(深山梅蕙草、Veratrum alpestre Nakai

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