深秋に「秋の七草」を想ふ

いつの頃からでしょうか?本当に、なんとなく、万葉集で歌われた「秋の七草」を全部見てみたい、じっくり観察して写真に残したい、という願望がわき、それがここ数年、益々、強くなってきているように感じます。まだその夢は実現できていませんが、技科大周辺に咲いていた「秋の七草」を中心に、うち5種類は観察することができました。残るは、「オミナエシ」と「(カワラ)ナデシコ」で、来年以降の楽しみにしたいと思います。

キキョウ (Platycodon grandiflorus)(岡崎市)(左)とクズ (Pueraria lobata)(右)(技科大)
ススキ(Miscanthus sinensis)とハギ(Lespedeza)(いずれも技科大)

フジバカマ(Eupatorium japonicum)(技科大)線香花火を連想させます

番外編:西洋ナデシコ(Dianthus chinensis)(栽培)

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秋の音、秋の香り、…

蒸し暑い空気がやっと遠ざかり、さわやかな秋の空気に入れ替わり始めてきたように感じます。10日ほど前に遡りますが、KDEラボの年中行事で静岡県遠州のアクティ森に行ってきました。そこでは、幾つかの偶然が重なって、「秋の音」を感じました。「音」の出所は「栗の実」です。アクティ森のあちこちに栗の木が植えられていて、真っ盛りの栗の実が、ほぼ30分おきくらいに、ちょうど木の真下にある屋根に「バーン」という感じの音響で打ち付けていました。一方、10月になって、こちらは豊橋市内のあちこちにありますが、「香り」のほうは、キンモクセイです。

10月のこの時期は大学での後期の授業が再開し、研究活動も活発になる頃です。10月5日から福岡大学に画像工学研究会に学生と学会発表で参加してきました。福岡大学ははじめてでしたが、想像と違って、とても明るい雰囲気の大学でした。豊橋技科大は、40周年を迎えたところですが、Wikipediaによると福岡大学は60年以上の歴史があるようです。福岡大学が総合大学である点で、そもそも単純な比較はできませんが、立地的に地下鉄七隈線の福大前駅から徒歩ですぐ通える点はうらやましいなあ、と感じました。

アクティ森の栗の実(Castanea crenata)

アクティ森に咲いていたコスモス(Cosmos bipinnatus Cav.)

10月になると、あちこちで香るキンモクセイ(Osmanthus fragrans var. aurantiacus)

福岡大学(その1)

福岡大学(その2)

画像工学研究会会場の様子

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Seeing is Believing

FIT2016(情報科学技術フォーラム)に参加してきました。今年は富山大学でした。現地で最初に行うのが受付でネームプレートをもらうことです。あれ~、どうして~。ネームプレートが「初音ミク」で、「FIT2016」と印刷されてる?(写真参照)な~んてネ。なぜか、ちょっと嬉しいのは何故?

 初日、『ここから始める情報処理~画像、音声、テキスト、検索、学習、一気にまとめてチュートリアル~』というイベントに参加。何とか座れましたが、立ち見が出る人気振りで、内容もとても刺激的。タイトルからわかるように、KDEラボにやってくる学生のためのチュートリアルといっても過言ではありません。「3D」「動画」「時系列データ」が入れば、ほぼ合致したでしょう。

  • ゼロから始める自然言語処理
    ポケモンGOを例にとり、Twitterからテキストマイニングをしてみました、という実験結果の公表。MeCab(めかぶ)の辞書を「ポケモントレーナー」のカスタム辞書で補い、頻出コロケーション(モンスターと出現場所の共起)をTwitterから探して、「ミニリュウ←→上野」など、いろいろな共起法則を見つけられたとか。しかも、結果をタグクラウドで可視化しているから、とてもわかりやすかったなあ。「Twitterのようなデータはクリーニング(ノイズ除去+前処理+後処理)を必死でやらないといけない」というメッセージには、会場のほぼ全員が共感していました。

  • 深層学習フレームワークChainerを用いた画像識別
    「おそ松さん」の六つ子識別をDeep learningでやってみました』話も面白かったです。「人間VS計算機(深層学習)」の識別結果公表や、識別精度に対する(六つ子用)6×6のConfusion matrixが出てきたときは、くすっとなりました。中でも、「5000枚以上、おそ松さん判別の訓練を積んだ人間」の代表、実は「これは、ボクのことですが」で、爆笑が……でも、この熱意と忍耐こそが、深層学習には必要なんだなあ、と思い知らされました。

  • Support Vector Machineを使い倒す
    内容はSVM(Support Vector Machine)全般でしたが、特に「libsvmを使いたおす方法」には自分が知らない、いろいろな裏技(?)が紹介され、ちょっと感動してしまいました。Pythonからもlibsvmを使えるそうなので、(scikit-learn(サイキットラーン)のSVMと合わせ)ちょっと自分でもやってみようかと思います。

 2日目は自分が座長のセッションがあり、こちらはこちらで、ためになる話が一杯聞けました。「謝罪会見の(ビデオ撮影画像から)フラッシュを(できるだけ綺麗に)取り除く方法」「画像のエッジ検出でのエッジ切れの対策」「手書き文章の読みやすさの判定」「機械学習を用いた署名照合」など、いろいろ勉強になりました。

 3日目、学会は午前中でほぼ終わったので、午後は研究室の学生から事前に聞いていた、「富山に行くならここがお勧め」のリストにあった黒部峡谷へ。宇奈月(うなづき)からトロッコ電車に乗って欅平(けやきだいら)まで。そこから徒歩で「猿飛峡」までの遊歩道を散策しました。エメラルドブルー(グリーンというよりブルーに近かったので)の黒部川の清流と、そそり立つ山々を覆う原生林の峡谷の風景がとても素敵でした。インターネットで調べて想像するのと、本当に現地に行って感じるのでは、全然違うなあ、とあらためて思いました。百聞は一見に如かず。「とやまのうんまい」空気と水を感じて、リフレッシュできた気がします。来年は、ぜひ、学生と一緒に発表で参加したいと感じました。

FITたて看板(左)とFIT2016と印字された初音ミクのステッカーをネームプレートに(右)

富山駅から大学前行きの市電に乗りました(豊橋も技科大行きが欲しい!)

会場の雰囲気(自然言語処理やDeep learning系は聴講者が多いです)

富山湾鮨(板前さんがひとつずつ丁寧にネタを説明してくれました)

トロッコ電車(宇奈月駅にて)

欅平めざして出発

山彦橋(トロッコ電車から撮影)

鐘釣山(トロッコ電車から撮影、中国の桂林みたい?)

空も晴れてきました(トロッコ電車から撮影)

猿飛(遊歩道の終点、野生の猿にも会えました)

エメラルドブルーの黒部川(猿飛遊歩道から撮影、その1)

エメラルドブルーの黒部川(猿飛遊歩道から撮影、その2)

エメラルドブルーの黒部川(猿飛遊歩道から撮影、その3)


とやまの牛乳(「とやまのうんまい空気と水」の文句に魅せられて)


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東京のお気に入りスポット(その1)

ISOの出張報告のため、機械振興会館に行ってきました。ここは、情報処理学会(規格調査会)と電子情報通信学会が同じビルに同居しているユニークな建物です。正面道路の向かいに位置するのは、「東京タワー」。都営地下鉄三田線「御成門(おなりもん)」駅が最寄駅です。「御成門」駅で下車し、芝公園を歩き、機械振興会館までの坂道を歩くのが、年数回のルーチンになっています。まだ、せみ時雨(といっても豊橋にはいない、ミンミンゼミ)の残る公園を抜けると、東京タワーが木々の間に垣間見えてきます。今でこそ、スカイツリーに人気を奪われているようですが、「東京タワー」の美しい形状、色合い、たたずみ、東京の中では好きなスポットのひとつです。

情報処理学会と電子情報通信学会が同居する機械振興会館(地上6階地下3階)

芝公園(左)と東京タワー(右)

芝公園では、まだミンミンゼミが鳴いてました。都心とは思えない森があります

芝公園を歩いていると突如、東京タワーが見えてきます

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毎年恒例のISO国際会議(北京にて)

お盆の前後に毎年恒例のISO (International Standard Organization)の国際会議に出席しています。といっても、ISOには、非常に多くの部会があり、SC24という、小さな部会で、だいたい、ここ数年は6カ国30名くらいのメンバーが一同に会して、いろいろな国際標準規格(画像処理、太陽系の惑星の空間地図、混合現実、仮想現実、3Dアニメーション、画像や3Dへのテキスト・アノテーションなど)を議論しています。日本アイビーエムに勤めていたころからなので、ISOの委員になって、早いもので20年が経過しました。今年は、北京です。自身は2011年以来3回目の訪問ですが、ISOのSC24部会でははじめて中国で開催されました。場所は、北京理工大学にある高層の国際会議ビルで行われました(写真参照)。北京理工大学周辺には、中国人民大学、北京大学、清華大学などそうそうたる大学があり、東京で例えるなら文京区に近いでしょうか?しかし、スケールはこちら北京のほうが圧倒的にすごいです。北京理工大学構内だけで、おそらく技科大の10倍以上の面積がある気がします。意外だったのは、8月のこの時期なのに、大学構内に若い大学生があふれかえっていて滅茶苦茶、活気があることです。おそらく、9月から学校がはじまるのでしょうか、中国各地から北京にある大学にやってきているのでは?と思えるような、スーツケースを転がして不安そうにきょろきょろしている若い学生(男子も女子も)を沢山見かけました。それにしても、まあ、人の多いこと、多いこと。普段、静かな環境に慣れているものとしては、(北京は3度目のはずですが)来る度にカルチャーショックを受けます。見た目が中国人と変わらないのか?、大学構内で若い学生に何度も中国語で道を聞かれてしまいました。ああ、少し中国語、勉強しておけばよかった。。。

北京理工大学内の国際会議場兼ホテル

ISO会議室にて(その1)

ISO会議室にて(その2)

ISO会議室にて(その3)

NOITOM社のカメラマンに撮影してもらった初日の参加者の集合写真

多色の3Dプリンタで印刷した物体例

やっぱり夜はまず生でしょ

期待を裏切らないシュウマイたち

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夏の高専体験実習 ~6人の精鋭たち~

毎年夏の高専体験実習、今年は7月25日から29日までの5日間で行いました。全国の高専から精鋭6名が技科大(KDEラボ)に集結し、Pythonの勉強や、3D検索、ならびに余興として一部、3Dプリンタ一の動作を体験してもらいました。最終日に発表会をしましたが、皆、発表が上手いので、いい意味で驚きました。以下、彼らの集合写真と発表の様子(発表順)です。スタッフ(助教、研究室の在学生TA、歓迎会に参加してくれた学生)の協力にも感謝します。

6人の高専体験実習生の集合写真(その1)

6人の高専体験実習生の集合写真(その2)
後列中央の学生は3Dプリンタのポケモン・モンスターボールをゲット?

発表番号1番(背景に惹かれました)

発表番号2番(3種類の独自特徴量を提案していました)

発表番号3番(独自特徴量がD2を超えました)

発表番号4番(こちらも独自特徴量がD2を超えました)

発表番号5番(よく頑張っていました)

発表番号6番(4種類の独自特徴量を考案していました)

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早朝の葦毛湿原にて

猛暑日になるらしいとの天気予報を聞いて、それならば暑くなる前にと早朝、かねてから夏場に行ってみたかった葦毛湿原へと向かいました。事前にGoogleのストリートビューで2回シミュレーションしていたので、まったく迷うことなく現地の駐車場に20分程度で到着。海の日に山ですか?と言われそうですが、それが何か?

葦毛湿原駐車場に午前6時に到着しましたが、上には上がいるもので、すでに何台か駐車場に駐車していました。湿原入口のほうへ歩いていくと、いました、いました。「類を友を呼ぶ」なのでしょうか?若い山男っぽいかっこいい男性が数人、いずれも、すごいカメラ(多分、望遠手振れ防止つき)に三脚らしきものをもっている輩とすれ違いました。多分、鳥を撮影するのでしょう。しばらくしたら、今度は自分とほぼ同じくらいの年齢の男性とすれ違い、こちらは元気に「おっはよ~ございまぁ~す」と2人で挨拶をし、微笑みながらすれ違いました。うわー、何か気持ちいい! そんなこんなで、湿原の徒歩用の板の歩道を何周かして、宿舎に帰りました。まだ、朝8時前で、シャワーを浴びて写真を整理することにしました。以下、本日の写真たちです。

葦毛湿原の入口にある説明図(豊橋自然歩道)

湿原では板の上を歩きます

湿原なので当然、湿地帯があります

湿原の何箇所かでは、沢の流れに涼しさを感じられます

シオカラトンボ (Orthetrum albistylum speciosum)

ガマズミの赤い実 (Viburnum dilatatus)

ワスレグサ(ノカンゾウ)の橙赤色の花弁 (Hemeroculus fulva var. longituba)

ノリウツギ (Hydrangea paniculata); この花に出会うことが今回の最大の目的でした

トラフシジミ夏型 (Rapala arata); 目がくりっとしていてかわいいです

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学名つきの植物を集めたくて…

PlantCLEF2016という国際コンテストで研究室の学生君が頑張って、(フランスの1000種類の)植物の学名鑑定精度で世界一という偉業を達成してくれたので、(日本で観察できる)植物の写真を野に出て撮り貯めはじめることにしました。以前と違うのは、写真をとるだけでなく、メタデータとして学名を調べているのですが、結構大変です。最近の散歩で撮影した植物を2,3紹介します。

ピンクの花が綺麗な「しもつけ」(Spiraea japonica)

ユリ科のアガパンサス(Agapanthus africanus);技科大周辺道路に咲いています

ウツボグサ(Prunella vulgaris);マルハナバチ君が飛んできました

技科大のバス停; これは植物ではないです。

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伝説の福島先生が…

昨年に引き続き人工知能学会全国大会に行く機会を得ました。今年は北九州で、小倉の駅に降りるのは人生初めてです。小倉の人口は30万程度とWikipediaにはあるようですが、駅前の賑わい、モノレールが小倉の駅舎に入っていく様、駅周辺の小倉城など実際に訪れてみると、豊橋市より活気があるように感じました。写真の会場は北九州国際会議場で、登壇者(写真右)は、ニューラルネットや深層学習の分野で伝説といわれる、福島先生です。梅雨空のなか、駅に程近い小倉城にも立ち寄ってみました。この時期、日が長いので、会議終了後、関門海峡にかかる関門大橋まで足を伸ばしました。向こう側は本州で、こちら側が九州になります。

JSAI2016(登壇者は伝説の福島先生)

小倉城

小倉城のお堀にいた金の鯉

小倉城の石段でお昼寝中のネコちゃん(気持ち良さそう)

九州と本州を結ぶ関門大橋

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フィッシャーのあやめ (Fisher’s Iris)

データマイニングや機械学習のいろいろな教科書に頻繁に登場するデータに「フィッシャーのあやめ」があります。これは、機械学習レポジトリとして米国カリフォルニア大学アーバイン校におかれている世界的に有名なデータです。日本でも、「あやめ」「かきつばた」「(花)菖蒲」など、一見似ていて種類の違う植物が沢山ありますが、ちょうど今頃が、豊橋では、あやめ(総称のつもり)の季節です。豊橋鉄道渥美線の電車の「菖蒲」と本当の植物の「あやめ」の写真をとる機会がありました。「フィッシャーのあやめ」のほうは、「がくの長さ」「花びらの長さ」など4つの特徴量(素性)で3種類の異なる「あやめ」を分類しようというものですが、たったこれだけの特徴量で、結構分類精度が出てしまうのは驚きです。そうだ、久しぶりにちょっと「フィッシャーのあやめ」のデータを使ってみよう…

豊橋鉄道渥美線の菖蒲

あやめ(学名はなんだろうか?)

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