5年ぶりに情報検索の国際会議ACM SIGIR2011(北京)に参加しました。SIGIRの参加も5年ぶりなら北京も5年ぶりで、前回はオリンピックの前でしたが、あまりの変わりように、空港で道に迷いそうになりました。空港は以前と異なり圧倒的に広く綺麗になっていました。ホテル周辺にも、外国人が多く、昔の新宿、上野あたりを彷彿とさせるくらい活気を感じました。
会議の方は、参加者800人以上というRecordを出したようで、そのうち300人以上が中国からの参加者、100人以上が米国からの参加者でした。チュートリアルや論文の内容的には、「機械学習」を利用した研究がぐっと増えているように感じました。そういえば、情報検索のバイブル (Ricardo Baeza-YatesらのModern Information Retrieval)の、技術的内容が刷新され増強された第2版が今年はじめ12年ぶりに出て、この分野の研究や教育が今も進展していることを感じました。著者であるBaeza-YatesさんもスペインのYahoo!から来訪し、編集委員長としてオープニングスピーチをされていました。
写真は、SIGIR2011の論文発表セッションが今にもはじまる前の様子と、学会の会場であったホテルのほど近くにあり、早朝なのに観光客があふれていた「天安門広場」です。