投稿者「kdelab」のアーカイブ

思い出、いろいろ

技科大にきて、次の4月で20年目のシーズンになります。というこで、いろいろな思い出写真をまとめて紹介します。

浜松フルーツパークにて、学生が撮影
USA, サウスダコタ州 Mt. Rushmoreにて
ISO/IEC JTC1/SC24 国際標準化会議@北京
浜名湖 湖畔にて(研究室バーベキュー会)
学生の歓迎会
ボウリング大会
バングラデッシュ・チッタゴン大学にで
ロンドン・ビッグベン (London, Big Ben)
ロンドン・大英博物館 (London, British museum)
ベルギー・ブリュッセル (Godivaチョコ専門店前の広場)
フランス・トゥルース・ダウンタウン
UK, シェフィールド、Cutler’s Hall (CLEF国際会議でのバンケット会場)
USA, シアトル市街、トロリーバス
オーストラリア、メルボルン、路面電車(市内は無料です)
オーストラリア、シドニー、オペラハウス
アイルランド、Trinity College
中国、北京、天安門広場
インドネシア、バリ島
USA, ハワイ、ワイキキビーチ
USA, サウスダコタ州、Mt Rushmore (ヒッチコックの映画「北北西に進路をとれ」で有名)
USA, コロラド州、ブレケンリッジ (ロッキー山脈の中の小さな町で)
フランス、トゥルース、郊外で乗馬をする女性
ロンドン、シャーロックホームズ博物館
ロンドン、Harry Potter, Platform 9 3/4 ショップ
USA, シアトル、街並み(クルーズ船から)
USA, シカゴ、シカゴ川
USA, ワシントンDC, ポトマック川
USA, ハワイ、ホノルル
インドネシア、ボルブドール遺跡、世界遺産

日本の風景など

金閣寺
銀閣寺
京都、二条城
奈良、東大寺
奈良、東大寺大仏
奈良、春日大社
山口、瑠璃光寺
愛媛県、松山市、道後温泉
倉敷、大原美術館
倉敷川、美観地区
長崎、平和公園
備中松山城、山城として標高日本一
岡山城
愛媛県、松山市、松山城
福岡県、北九州市、小倉城
北海道、函館市、五稜郭
香川県、高松市、栗林公園
香川県、高松市、栗林公園
岡山県、岡山市、後楽園
東京都、渋谷駅前、忠犬ハチ公像
東京都、都庁
福井県、東尋坊
愛知県、田原市、伊良湖 伊勢湾フェリー
愛知県、新城市、朝霧湖畔
愛知県、豊橋市、葦毛湿原(いもうしつげん)
富山県、黒部峡谷、黒部川
長野県、駒ヶ岳、千畳敷カール
愛知県、田原市、太平洋ロングビーチ(夜明け)
静岡県、東名高速から見える富士山
東京タワー
上野動物園、パンダ、シャンシャン?
コアラ、メルボルン動物園
ニホンリス、東京都井之頭公園
ラッコ、野生、北海道霧多布岬
エゾシカ、野生、北海道、春国袋
ニホンカモシカ、野生、愛知県新城市、朝霧湖畔

2022年末~2023年初の自然観察

泉の森
イイギリ(飯桐、椅、 Idesia polycarpa)の赤い実@泉の森
アカヒゲ(赤髭、Larvivora komadori
アカヒゲ(赤髭、Larvivora komadori
ルリカケス(瑠璃橿鳥、Garrulus lidthi
オオトラツグミ(大虎鶫、大虎鶇、Zoothera dauma amami
ワカケホンセイインコ(輪掛本青鸚哥、Psittacula krameri manillensis
アオジ(青鵐、蒿鵐、蒿雀、Emberiza spodocephala
ズグロカモメ(頭黒鴎、Chroicocephalus saundersi
ダイシャクシギ(大杓鷸、Numenius arquata
オオハシシギ(大嘴鴫、Limnodromus scolopaceus )、まだいました(日本で越冬するようです)
オシドリ(鴛鴦、Aix galericulata
ツクシガモ(筑紫鴨、Tadorna tadorna
ソデグロヅル(袖黒鶴、Grus leucogeranus)
ソデグロヅル(袖黒鶴、Grus leucogeranus)
ナベヅル(鍋鶴、Grus monacha), マナヅル(真鶴、真名鶴、Grus vipio
ヘラサギ(箆鷺、Platalea leucorodia)
オオメダイチドリ(大目大千鳥、Charadrius leschenaultii
日本の世界自然遺産の1つ:展望台からの山と海の風景

2022 神無月の自然観察

秋らしい日もあれば、肌寒かったり、暖かかったり、今年の10月は気候変動が大きいようです。

アサギマダラ(浅葱斑、Parantica sita
アサギマダラ(浅葱斑、Parantica sita

アサギマダラは、蝶にしては、珍しい、「旅する蝶」です。ここ東海地方では、10月に最もよく観察できます。

一方、9月10月は旅鳥に出会える季節です。ヒタキ類の一部(例 エゾビタキ)やシギ・チドリの仲間のほとんどは、繁殖地(北極海沿岸、シベリア、アラスカなど)と越冬地(東南アジア、オーストラリア、アフリカなど)の中継地として、日本に、ちょっとだけ立ち寄ります。このような野鳥は旅鳥と呼ばれます。春の渡り(4月5月)でも見られることがありますが、秋の渡りのほうが数が多い種類の野鳥が結構います。エゾビタキ、オグロシギなどは、この代表例かと思います。なお、日本で繁殖する夏鳥(代表例 ツバメ)も、ほとんど9月10月に南の越冬地に帰っていきます。

小さい野鳥が、世代を変えながらも、毎年地球上を何百キロ、何千キロも飛翔し、繁殖地と越冬地を、途中、中継地を経て往来しているという事実は、奇跡としか思えません。

エゾビタキ(蝦夷鶲、Muscicapa griseisticta
エゾビタキ(蝦夷鶲、Muscicapa griseisticta
エゾビタキ(蝦夷鶲、Muscicapa griseisticta
コサメビタキ(小鮫鶲、Muscicapa dauurica
コサメビタキ(小鮫鶲、Muscicapa dauurica
ウズラシギ(鶉鴫、Calidris acuminata
ツルシギ(鶴鷸、Tringa erythropus
ツルシギ(鶴鷸、Tringa erythropus
オジロトウネン(尾白当年、Calidris temminckii)、トウネンと異なり足が橙色です
オジロトウネン(尾白当年、Calidris temminckii
オグロシギ(尾黒鷸、Limosa limosa
オグロシギ(尾黒鷸、Limosa limosaオオソリハシシギ(大反嘴鴫、Limosa lapponica)
オオハシシギ(大嘴鴫、Limnodromus scolopaceus )
オオハシシギ(大嘴鴫、Limnodromus scolopaceus )
オオハシシギ(大嘴鴫、Limnodromus scolopaceus )
オオハシシギ(大嘴鴫、Limnodromus scolopaceus )(左)、アオアシシギ(青足鷸、Tringa nebularia)(右)
オオハシシギ(大嘴鴫、Limnodromus scolopaceus )とセイタカシギ(背高鷸、Himantopus himantopus
セイタカシギ(背高鷸、Himantopus himantopus
タシギ(田鴫、Gallinago gallinago

2022 長月の自然観察

9月中旬になって、少しだけ秋めいてきたように思います。

ニホンリス(日本栗鼠 Sciurus lis
ニホンリス(日本栗鼠 Sciurus lis
ニホンリス(日本栗鼠 Sciurus lis
ラッコ(海獺、Sea otter, Enhydra lutris)(野生)、絶滅危惧ⅠB類
ラッコ(海獺、Sea otter, Enhydra lutris)(野生)、絶滅危惧ⅠB類
ラッコ(海獺、Sea otter, Enhydra lutris)(野生)、絶滅危惧ⅠB類
ラッコ(海獺、Sea otter, Enhydra lutris)(野生)、絶滅危惧ⅠB類
ラッコ(海獺、Sea otter, Enhydra lutris)(野生)、絶滅危惧ⅠB類
タンチョウ丹頂Grus japonensis)、絶滅危惧IⅡ類
タンチョウ丹頂Grus japonensis)幼鳥、絶滅危惧IⅡ類
ノビタキ(野鶲、Saxicola torquata
オナガ尾長Cyanopica cyanus
ヤマドリ山鳥Syrmaticus soemmerringii
オオジュリン(大寿林、Emberiza schoeniclus)?
オオセグロカモメ(大背黒鴎、Larus schistisagus
シノリガモ(晨鴨、Histrionicus histrionicus
タカブシギ (鷹斑鷸、Tringa glareola
タカブシギ (鷹斑鷸、Tringa glareola
ミヤコドリ(都鳥、Haematopus ostralegus
ミヤコドリ(都鳥、Haematopus ostralegus
オオソリハシシギ(大反嘴鴫、Limosa lapponica)、環境省 絶滅危惧Ⅱ類
オバシギ(尾羽鷸、Calidris tenuirostris)

2022年 葉月の自然観察

8月は休暇奨励月間なので、適当に休暇をとって高山に登ってます。

コマクサ駒草Dicentra peregrina
コマクサ駒草Dicentra peregrina
コマクサ駒草Dicentra peregrina
クロユリ黒百合、 Fritillaria camtschatcensis
クロユリ黒百合、 Fritillaria camtschatcensis
イワギキョウ(岩桔梗、Campanula lasiocarpa
アオノツガザクラ(青の栂桜、Phyllodoce aleutica
ハクサンイチゲ(白山一花、白山一華、Anemone narcissiflora)、日本固有種
チングルマ(珍車、稚児車、Geum pentapetalum
コウメバチソウ (小梅鉢草、 Parnassia palustris var. tenuis )、日本固有種
コケモモ(苔桃、Vaccinium vitis-idaea L.)
ハイマツがあり、残雪も残る北アルプス、標高約2750mの地点から
中央アルプス、標高約2600mの地点から
中央アルプス、標高約2600mの地点から
ライチョウ(雷鳥、Lagopus mutujaponicus)、環境省・絶滅危惧IB類
ライチョウ(雷鳥、Lagopus mutujaponicus)、環境省・絶滅危惧IB類
ライチョウ(雷鳥、Lagopus mutujaponicus)、環境省・絶滅危惧IB類
ライチョウ(雷鳥、Lagopus mutujaponicus)、環境省・絶滅危惧IB類
ライチョウ(雷鳥、Lagopus mutujaponicus)ヒナ、環境省・絶滅危惧IB類
ライチョウ(雷鳥、Lagopus mutujaponicus)ヒナ、環境省・絶滅危惧IB類
ライチョウ(雷鳥、Lagopus mutujaponicus)ヒナ、環境省・絶滅危惧IB類
イワヒバリ(岩雲雀、岩鸐、Prunella collaris
イワヒバリ(岩雲雀、岩鸐、Prunella collaris
クジャクチョウ(孔雀蝶、Inachis io
クジャクチョウ(孔雀蝶、Inachis io
クモマベニヒカゲ(雲間紅日陰、Erebia ligea
クモマベニヒカゲ(雲間紅日陰、Erebia ligea
コヒオドシ(小緋縅、 Aglais urticae
キベリタテハ(黄縁立羽、Nymphalis antiopa)、いきなり飛んできて、背中のリュックにとまりました。自分では撮れないので、出会った人にカメラ渡して写真撮影してもらいました。中部地方では、通常1500m以上の山に生息し、8月~9月に年一回だけ発生します。長年、会いたかった蝶です。ありがとうございました。
ベニヒカゲErebia neriene niphonica)、自分のズボンにとまってきました。こちらは自分で撮影できました。キベリタテハといい、ベニヒカゲといい、熱烈な歓迎にあいました。

2022 文月の自然観察

梅雨明けが異様に早かった一方で、7月になり、戻り梅雨現象が各地で起こっているようです。夏の生物に関しても、多くの生物の成長・出現は例年になく早まったり遅れたりと、平年とはかなり違っています。たとえば、本来なら7月上旬ごろから見られる、豊橋市内の葦毛湿原のミミカキグサやサワシロギクは、ほとんど観察できていません。

野鳥の世界でも、小さな異変が起こっているようです。留鳥はいうまでもなく、渡り鳥たち(夏鳥)には、梅雨明けが早すぎて、6月中旬から暑すぎたせいか、過酷な繁殖環境でやりくりしてているようです。水飲み場には、晴天・曇天・雨天にかかわらず、いろいろな鳥たちがやってきます。そんな野鳥を含め、観察できた野鳥を中心に紹介します。

クロツグミ(黒鶫、Turdus cardis)、夏鳥
クロツグミ(黒鶫、Turdus cardis)、夏鳥
ヤマゲラ(山啄木鳥、山緑啄木鳥、Picus canus
ヤマゲラ(山啄木鳥、山緑啄木鳥、Picus canus
ヤマゲラ(山啄木鳥、山緑啄木鳥、Picus canus
アカゲラ (赤啄木鳥、Dendrocopos major
キビタキ(黄鶲、Ficedula narcissina)オス、夏鳥
キビタキ(黄鶲、Ficedula narcissina)メス、夏鳥
オオルリ(大瑠璃、Cyanoptila cyanomelana)メスまたはキビタキ(黄鶲、Ficedula narcissina)メス、夏鳥
ハシブトガラ(嘴太雀、Parus palustris)?
ゴジュウカラ(五十雀、Sitta europaea
ヤブサメ(藪雨/藪鮫、Urosphena squameiceps)、夏鳥
ホオアカ(頬赤、Emberiza fucata
モズ百舌百舌鳥・鵙・伯労, Lanius bucephalus
ノビタキ(野鶲、Saxicola torquata
ノビタキ(野鶲、Saxicola torquata
カッコウ郭公Cuculus canorus
ガビチョウ(画眉鳥、Garrulax canorus
ソウシチョウ(相思鳥、Leiothrix lutea
セッカ(雪加、雪下、Cisticola juncidis
キンバイソウ(金梅草、Trollius hondoensis)、日本特産(中部~北陸~近畿)
アサマフウロ(浅間風露、Geranium soboliferum)、絶滅危惧IB類
ハクサンフウロ(白山風露、Geranium yesoense var. nipponicum)、東北~中部に分布
シモツケ(下野、Spiraea japonica
アカバナシモツケソウ(赤花下野草、Filipendula multijuga var. ciliata )、日本固有種
ハナチダケサシ(花乳茸刺、Astilbe formosa)、日本固有種
キバナノヤマオダマキ(黄花の山苧環、Aquilegia buergeriana var. buergeriana f. flavescens
ツリガネニンジン(釣鐘人参、 Adenophora triphylla var. japonica
ヤナギラン(柳蘭、Chamerion angustifolium
コオニユリ(小鬼百合、Lilium leichtlinii f. pseudotigrinum
ワスレグサ(忘れ草、Hemerocallis fulva
キキョウ桔梗Platycodon grandiflorus
ヌマトラノオ(沼虎の尾、Lysimachia fortunei
リョウブ(令法、Clethra barbinervis 
ウチワヤンマ(団扇蜻蜒、 Sinictinogomphus clavatus
コシアキトンボ(腰空蜻蛉、Pseudothemis zonata
オオシオカラトンボOrthetrum triangulare melania
コウヤホソハナカミキリ(高野細花天牛、Strangalia koyaensis

2022 水無月の自然観察

カワラナデシコ(河原撫子、Dianthus superbus L. var. longicalycinus )
キキョウ(桔梗、Platycodon grandiflorus)、自生株は絶滅危惧Ⅱ類
ヒメユリ(姫百合、Lilium concolor
ベニバナ紅花Carthamus tinctorius
サラサウツギ(更紗空木、Deutzia crenata f. plena
ノハナショウブ(野花菖蒲、Iris ensata
ガマズミ(莢蒾、Viburnum dilatatum)、日本特産
ササユリ(笹百合、学名:Lilium japonicum)、日本特産
トウカイコモウセンゴケ (Drosera tokaiensis) 、モウセンゴケは白い花、トウカイモウセンゴケはピンクの花
ムラサキシキブ(紫式部、Callicarpa japonica
コアジサイ(小紫陽花、 Hydrangea hirta )、日本固有種
ニッコウキスゲHemerocallis dumortieri
ブッポウソウ(仏法僧、Eurystomus orientalis)、絶滅危惧ⅠB類(環境省)、夏鳥です。
ブッポウソウ(仏法僧、Eurystomus orientalis
ブッポウソウ(仏法僧、Eurystomus orientalis
オオアジサシ(大鯵刺、Sterna bergii)
クロハラアジサシ(黒腹鯵刺、Chlidonias hybridus
クロハラアジサシ(黒腹鯵刺、Chlidonias hybridus
クロハラアジサシ(黒腹鯵刺、Chlidonias hybridus
アマサギ(猩々鷺、飴鷺、Bubulcus ibis
アマサギ(猩々鷺、飴鷺、Bubulcus ibis
セッカ(雪加、雪下、Cisticola juncidis
セッカ(雪加、雪下、Cisticola juncidis
セッカ(雪加、雪下、Cisticola juncidis
カッコウ(郭公、Cuculus canorus
ノビタキ(野鶲、Saxicola torquata)(左)とホオアカ(頬赤、Emberiza fucata)(右)
ヒメヒカゲ(姫日陰、Coenonympha oedippus )メス、絶滅危惧ⅠA類
ヒメヒカゲ(姫日陰、Coenonympha oedippus )メス、絶滅危惧ⅠA類
ヒメヒカゲ(姫日陰、Coenonympha oedippus )オス、絶滅危惧ⅠA類
ヒメヒカゲ(姫日陰、Coenonympha oedippus )オス、絶滅危惧ⅠA類
ヒメヒカゲ(姫日陰、Coenonympha oedippus )オス、絶滅危惧ⅠA類
クロヒカゲ(黒日陰、Lethe diana
ヤマキマダラヒカゲ (山黄斑日陰蝶、 Neope niphonica)
モンキアゲハ(紋黄揚羽、Papilio helenus
ミドリシジミ(緑小灰蝶、Neozephyrus japonicus
キマダラセセリ(黄斑挵、 Potanthus flavus
ヒメキマダラセセリ(姫黄斑挵、 Ochlodes ochraceus)?
ショウジョウトンボ(猩々蜻蛉、Crocothemis servilia mariannae
ショウジョウトンボ(猩々蜻蛉、Crocothemis servilia mariannae
チョウトンボ(蝶蜻蛉 Rhyothemis fuliginosa
サラサヤンマSarasaechna pryeri)?
ムカシヤンマ(昔蜻蜒、Tanypteryx pryeri
オニヤンマ(鬼蜻蜓、馬大頭、Anotogaster sieboldii
ベッコウトンボ(鼈甲蜻蛉、 Libellula angelina )、絶滅危惧ⅠA類
ハッチョウトンボ(八丁蜻蛉、Nannophya pygmaea
ハッチョウトンボ(八丁蜻蛉、Nannophya pygmaea
ラミーカミキリ(Ramie髪切、Paraglenea fortunei

2022 皐月の自然観察

今年の5月は、まぶしい新緑のゴールデンウイークではじまったものの、その後、梅雨の走りのような、どんよりとした日が多く例年に比べ日照時間が少ないように感じます。晴れた日は、日中汗ばむくらいの気温になったりしますが、朝晩の気温が比較的低いので、体感的には爽やかな日々が多いなあと感じています。

ミズバショウ水芭蕉Lysichiton camtschatcensis )@信濃
ナツハゼ(夏櫨、 Vaccinium oldhamii)@葦毛湿原
トキソウ(朱鷺草、鴇草、Pogonia japonica )@葦毛湿原
コアジサシ(小鯵刺、Sterna albifrons)@東三河
コアジサシ(小鯵刺、Sterna albifrons)@東三河
ノジコ(野路子、野地子、Emberiza sulphurata)@信濃。ノジコは日本でのみ繁殖する夏鳥だそうです。愛知県ではかつて茶臼山周辺にいた(あるいは今もいる?)そうですが、これまで見たことはありません。
ノジコ(野路子、野地子、Emberiza sulphurata)@信濃
ニュウナイスズメ(入内雀、Passer rutilans)@信濃
キバシリ(木走、Certhia familiaris)@信濃
キバシリ(木走、Certhia familiaris)@信濃
コサメビタキ(小鮫鶲、Muscicapa dauurica)@信濃
コサメビタキ(小鮫鶲、Muscicapa dauurica)@信濃
キビタキ(黄鶲、Ficedula narcissina)@葦毛湿原
キビタキ(黄鶲、Ficedula narcissina)@信濃
カケス(橿鳥、懸巣、鵥、Garrulus glandarius)@信濃
カケス(橿鳥、懸巣、鵥、Garrulus glandarius)@信濃
アカハラ(赤腹、Turdus chrysolaus)@信濃
ミソサザイ(鷦鷯、Troglodytes troglodytes )@東三河
オナガ尾長Cyanopica cyanus)@相模、かつて日本全土にいたオナガですが、いつからか、西日本からは、まったく姿を消したそうです。当然、豊橋にもいません。
オナガ尾長Cyanopica cyanus)@相模
オオルリ(大瑠璃、Cyanoptila cyanomelana)@東三河

2022 卯月の自然観察

東海地方では、先月後半、一気にソメイヨシノが開花して、春めいてきました。4月に入って、いったん少し寒い日があり、その後、一気に暖かくなったりと、気温の上昇・下降を繰り返しながらも、春を感じる日々が増えてきました。浜松の枯山(標高548m)では、今年も、絶滅危惧種のギフチョウが観察できました。磐田の桶ヶ谷沼では、こちらも絶滅危惧種のベッコウトンボを観察できました。春を実感できる生き物たちです。いずれも、地域の住民で、保護活動を続けているおかげだと思います。ありがたいことです。

ギフチョウ(岐阜蝶, Luehdorfia japonica)@枯山
ギフチョウ(岐阜蝶, Luehdorfia japonica)@枯山
ベッコウトンボ(鼈甲蜻蛉, Libellula angelina )@桶ヶ谷沼
ベッコウトンボ(鼈甲蜻蛉, Libellula angelina )@桶ヶ谷沼
ベッコウトンボ(鼈甲蜻蛉, Libellula angelina )@桶ヶ谷沼
ヨツボシトンボLibellula quadrimaculata)@桶ヶ谷沼
コマドリ駒鳥Luscinia akahige)@東三河。春先だけ、一時的に公園で観察できます。コマドリは日本が誇るべき野鳥です。なせなら、夏鳥ですが、日本でしか繁殖しない(正確には、南樺太にも来るそうです)貴重な鳥だからです。オオルリやキビタキなどの夏鳥は、朝鮮半島や中国内部でも繁殖します。コマドリだけは、日本でしか繁殖しないんです。大事にしたいですね。
コマドリ駒鳥Luscinia akahige)@東三河
シマアジ(縞味、Anas querquedula)@遠州、魚のシマアジではありません。渡り鳥で、東海地方では、おそらく春先のみ、観察できる野鳥です。ほとんどの冬鳥のカモ類が北方に帰ったころ、ふらっとやってきます。
シマアジ(縞味、Anas querquedula)@遠州
シマアジ(縞味、Anas querquedula)@遠州。右にいるのは、睡眠中のコガモで、左は、おそらくマガモのメスだと思われます。
コサギ(小鷺、Egretta garzetta)、アオアシシギ(青足鷸、Tringa nebularia)、ダイサギ(右端)@遠州
野鳥たちの一斉ジャンプ(コサギ、アオアシシギ、コガモ、シマアジなど)、池では、ちょっとしたきっかけで、種類に関係なく、一斉ジャンプが見られることがあります。猛禽類出現への準備でしょうか?
ミユビシギ (三趾鷸、Calidris alba)@田原市
シロチドリ(白千鳥、Charadrius alexandrinus)@田原市
コチドリ(小千鳥、Charadrius dubius)@田原市。コチドリは東海地方では夏鳥です。この時期飛来し、繁殖活動し、旅立ってゆきます。
ユリカモメ (百合鴎、Chroicocephalus ridibundus)@田原市、ユリカモメは冬鳥で、やってきたときは、白い顔ですが、この時期になると、夏羽に切り替わり、顔部分が黒くなります。
スズガモ(鈴鴨、Aythya marila L.)@田原市。スズガモの大半は北極に近い繁殖地に北帰行していますが、一部が残っていました。左がオスで右がメスです。
キンクロハジロ(金黒羽白、Aythya fuligula), ホシハジロ(星羽白、Aythya ferina), コガモ(小鴨、 Anas crecca)@東三河、冬鳥ですが、まだ残っています。
キョウジョシギ(京女鷸、Arenaria interpres)@東三河
チュウシャクシギ(中杓鴫、Numenius phaeopus)@東三河
ウグイス、 Horornis diphone)@豊橋市
ヒバリ雲雀、鸙、告天子、Alauda arvensis)@東三河
サンショウクイ(山椒食、Pericrocotus divaricatus)@東三河
オオルリ(大瑠璃、Cyanoptila cyanomelana)@東三河
オオルリ(大瑠璃、Cyanoptila cyanomelana)@東三河
オオルリ(大瑠璃、Cyanoptila cyanomelana)@東三河
ツバメ、玄鳥、乙鳥、Hirundo rustica)@東三河
ヤマセミ(山翡翠、山魚狗、Megaceryle lugubris)@東三河
ヤマセミ(山翡翠、山魚狗、Megaceryle lugubris)@東三河
ヤマセミ(山翡翠、山魚狗、Megaceryle lugubris)@東三河
カザグルマ (風車、Clematis patens )@葦毛湿原
カザグルマ (風車、Clematis patens )@葦毛湿原
コバノガマズミViburnum erosum)@東三河
ゲンゲレンゲソウ)(紫雲英、翹揺、蓮華、 Astragalus sinicus)@遠州
ヤエザクラ(八重桜)@遠州
カタクリ片栗Erythronium japonicum Decne.)@枯山、野生のカタクリは美しい !
ミヤマシキミSkimmia japonica)@枯山
ヒメカンアオイ(姫寒葵、 Asarum takaoi)@枯山、日本固有種、ギフチョウの食草です。花が一輪咲いています。どこにあるかわかりますか?
ハルリンドウ(春竜胆 Gentiana thunbergii)@葦毛湿原
ハルリンドウ(春竜胆 Gentiana thunbergii)@葦毛湿原
フモトスミレ(麓菫、Viola sieboldii Maxim.)@葦毛湿原
ルリタテハ(瑠璃立羽、Kaniska canace)@桶ヶ谷沼
コミスジ(小三條、 Neptis sappho)@葦毛湿原
アサヒナカワトンボMnais pruinosa )@葦毛湿原
シオヤトンボOrthetrum japonicum)・オス@葦毛湿原
シオヤトンボOrthetrum japonicum)・メス@葦毛湿原
桶ヶ谷沼(手前)
ホソバシャクナゲ(細葉石楠花、Rhododendron makinoi )@東三河、絶滅危惧Ⅱ類
ホソバシャクナゲ(細葉石楠花、Rhododendron makinoi )@東三河
ミカワバイケイソウ (三河梅蕙草 Veratrum stamineum Maxim. var. micranthum Satake)@葦毛湿原。伊勢湾周辺のみ分布。葦毛湿原にはさらに1か月後ごろ、バイケイソウも咲きます。一方で、1500m以上の山の湿地で、7月頃、高山性のコバイケイソウやミヤマバイケイソウが咲きます。昨年、これらの花を観察する機会があり、そのあとで、あらためてミカワバイケイソウを見ると、なぜ、高山性の植物が豊橋の葦毛湿原にあるんだろう?と不思議に感じます。豊橋の人にとって、ミカワバイケイソウは当たり前の植物なのですが、高山植物を見てきた人にとっては、とても信じられない植生なんです。
ミカワバイケイソウ (三河梅蕙草 Veratrum stamineum Maxim. var. micranthum Satake)@葦毛湿原
マルバアオダモFraxinus sieboldiana)@葦毛湿原
チゴユリ(稚児百合、Disporum smilacinum)@葦毛湿原
ニホンイシガメ (Mauremys japonica)@葦毛湿原、日本固有種、準絶滅危惧種。昔は、あちこちで見かけました。過去20年、葦毛湿原以外では見ていません。アカミミガメやクサガメなどの外来種は減ってほしいですね。
野生のニホンジカ (Cervus nippon)@枯山

2022 弥生の自然観察

3月も中旬になり、風はひんやりしていますが、ここ東海地方は、かなり春めいてきたように感じます。春の植物も少しずつ咲きだし、おそらく、あと2週間ちょっとで、ソメイヨシノも開花するのではないでしょうか?

冬鳥たちには、「ありがとう」「また来てね」と心で唱えながら、撮影を続けています。今期は、冬鳥の中でも特に、コハクチョウが太平洋岸の湖沼に11月ごろからずっといてくれて、とても嬉しく、こんなことは初めてだったように思います。

シデコブシ(四手辛夷、Magnolia stellata)@東三河、日本固有種
シデコブシ(四手辛夷、Magnolia stellata)@東三河、日本固有種
ハナノキ花の木Acer pycnanthum)@東三河、日本固有種、絶滅危惧Ⅱ類
アカバナマンサクHamamelis japonica var. obtusata f. incarnata)@森林公園、黄色いマンサクとともに日本固有種
カワヅザクラ河津桜Cerasus lannesianaCerasus × kanzakura)@泉の森、ソメイヨシノよりもかなり早咲きの桜です。
カワヅザクラ河津桜Cerasus lannesianaCerasus × kanzakura)@泉の森
ヤマザクラ山桜 Cerasus jamasakura)@葦毛湿原
カタクリ片栗Erythronium japonicum Decne.)@豊橋カタクリ山
カタクリ片栗Erythronium japonicum Decne.)@豊橋カタクリ山
カタクリ片栗Erythronium japonicum Decne.)@豊橋カタクリ山
カタクリ片栗Erythronium japonicum Decne.)@豊橋カタクリ山
紅珊瑚(ウメ)@森林公園
蘇芳梅(ウメ)@森林公園
思いの儘(ウメ)@森林公園
ボケ(木瓜、 Chaenomeles speciosa)@泉の森
サンシュユ(山茱萸、Cornus officinalis)@泉の森
ミツマタ三椏 Edgeworthia chrysantha)@東三河
トサミズキ(土佐水木、Corylopsis spicata)@東三河
ユキワリイチゲAnemone keiskeana)@森林公園、日本固有種
ショウジョウバカマ(猩々袴、 Heloniopsis orientalis )@葦毛湿原
ショウジョウバカマ(猩々袴、 Heloniopsis orientalis )@葦毛湿原
ショウジョウバカマ(猩々袴、 Heloniopsis orientalis )@葦毛湿原
ハルリンドウ(春竜胆、 Gentiana thunbergii)@葦毛湿原
キブシ(木五倍子、Stachyurus praecox)@泉の森、日本固有種
アブラチャン(油瀝青、Lindera praecox)@遠州、日本固有種
ワサビ山葵、山萮菜、Eutrema japonicum)@東三河
ハヤトミツバツツジ(隼人三葉躑躅、Rhododendron dilatatum var. satsumense)@東三河
マミチャジナイ(Turdus obscurus)@森林公園
マミチャジナイ(Turdus obscurus)@森林公園
キジ(雉子、雉、Phasianus versicolo)@豊橋
キジ(雉子、雉、Phasianus versicolo)@豊橋
オオタカ(蒼鷹、大鷹Accipiter gentilis)@豊橋
キンクロハジロ(金黒羽白、Aythya fuligula)@豊橋、冬鳥
スズガモ(鈴鴨、Aythya marila L.)@田原
ハシビロガモ(嘴広鴨、Anas clypeata)@豊橋、冬鳥
ハシビロガモ(嘴広鴨、Anas clypeata)、ツクシガモ(筑紫鴨、Tadorna tadorna )@田原、冬鳥
オカヨシガモアルビノ(丘葦鴨、Anas strepera)@田原、冬鳥
オカヨシガモアルビノ(丘葦鴨、Anas strepera)@田原、冬鳥
オカヨシガモ(丘葦鴨、Anas strepera)@田原、冬鳥
ヨシガモ(葦鴨、Anas falcata)@田原、冬鳥
ヨシガモ(葦鴨、Anas falcata)、セグロカモメ (Larus argentatus)、ダイゼン(大膳、Pluvialis squatarola)、ハマシギ(浜鷸 、Calidris alpina)、カワウ(河鵜、川鵜、 Phalacrocorax carbo)@田原
ユリカモメ (百合鴎、Chroicocephalus ridibundus)@田原
トビ Milvus migrans)@田原
クロガモ(黒鴨、Melanitta nigra)ペア@田原、冬鳥
クロガモ(黒鴨、Melanitta nigra)オス@田原、冬鳥
クロガモ(黒鴨、Melanitta nigra)メス@田原、冬鳥
クロガモ(黒鴨、Melanitta nigra)オス@田原、冬鳥
ウミアイサ(海秋沙、Mergus serrator)@田原、冬鳥
イカルチドリ(桑鳲千鳥、Charadrius placidus)?@森林公園
シロチドリ(白千鳥、Charadrius alexandrinus)@田原
ベニマシコ(紅猿子、Uragus sibiricus)@豊橋、冬鳥
ベニマシコ(紅猿子、Uragus sibiricus)@豊橋、冬鳥
ベニマシコ(紅猿子、Uragus sibiricus)@豊橋、冬鳥、よく見ると3羽います
ベニマシコ(紅猿子、Uragus sibiricus)@豊橋、冬鳥
アオジ(青鵐、蒿鵐、蒿雀、Emberiza spodocephala)@豊橋、冬鳥
オオジュリン(大寿林、Emberiza schoeniclus)@豊橋、冬鳥、全体が黒っぽく夏羽になってきました
コハクチョウ(小白鳥、Cygnus columbianus)@遠州、冬鳥
コハクチョウ(小白鳥、Cygnus columbianus)@遠州、冬鳥
タゲリ(田鳧、田計里、Vanellus vanellus)@遠州、冬鳥
タゲリ(田鳧、田計里、Vanellus vanellus)@遠州、冬鳥
ジョウビタキ(尉鶲、常鶲、Phoenicurus auroreus)オス@遠州、冬鳥
ジョウビタキ(尉鶲、常鶲、Phoenicurus auroreus)メス@豊橋、冬鳥
ホオジロ(頬白、黄道眉、画眉鳥、Emberiza cioides)@豊橋
カワセミ(翡翠、翡翆、魚狗、川蟬、Alcedo atthis)@泉の森