台風が来たり、猛暑日があったり、天候の抑揚が例年になく激しいように感じます。
植物・昆虫・野鳥の世界では、天候の変化を感じてか、例年の初夏よりも少し早く、それぞれの種の最盛期を迎えているようです。
植物なら、その花の満開期、昆虫(特に蝶)なら、それが最も多くみられる時期、夏鳥に代表される野鳥(オオルリなど)なら、日本に来てから、「オス」のさえずりにはじまり、ペア作り、巣作り、幼鳥への給餌期まで、あっという間に進行しているように思います。
これを最も顕著に感じるのは、たとえば、ある週の週末に観察できた風景が、次の週末には、全く観察できず、すっかり景色が変わってしまうことが、しょっちゅうあります。初夏がその変化の速さをもっとも感じます。
こういう状況を観ていると、いやがおうでも、Don’t miss a chance (機会を逃すな)ということを再考させられます。日本にある言葉なら、「一期一会」といってもいいかもしれません。
自分自身、振り返ると、結構、チャンスを逃してきたなあ、と反省します。変化の激しい自然界から、また、人生教訓を教えられている今日この頃です。