日別アーカイブ: 2022年1月10日

2022 睦月の自然観察

数年ぶりで冬らしい正月を迎えました。

まだ、国際会議、国内会議など、学会がオンラインで開催されることが多い点は、昨年と変わりませんが、少しずつ、好転していけばなあ、と思っています。

7~8月が真夏なら、日本をはじめ、北半球の多くの国では、1~2月が真冬です。真冬だからこそ、できることを今のうちにしておこうと思います。

趣味の自然観察において、1~2月は冬鳥が観察できるピークになります。カモ類のほとんどは冬鳥で、近所の池や川、海などに鳥がもっとも沢山観察できるのは、真冬です。また、草原、林、森、山にも、真冬に出現が集中する冬鳥(ツグミ、オオマシコ、ミヤマホオジロ、ルリビタキ(ルリビタキは夏も富士山等で観られるので漂鳥と定義されたりします)など)がやってきています。本当は、年中観察できるとありがたいと思いますが、鳥さんにも、いろいろな都合があるのでしょう。

富士山
真冬の山中にて
オオマシコ(大猿子、Carpodacus roseus
オオマシコ(大猿子、Carpodacus roseus
オオマシコ(大猿子、Carpodacus roseus
オオマシコ(大猿子、Carpodacus roseus
オオマシコ(大猿子、Carpodacus roseus
オナガ尾長Cyanopica cyanus) 。オナガは留鳥です。学名がシアノピカ・シアヌスとシアン(水色・青色)が2回出てくる点で、最初に学名をつけた人は、青色に感動したのだろうなあ、と思います。
ルリビタキ(瑠璃鶲、Tarsiger cyanurus) 。ルリビタキも学名にシアヌルスとシアン色であることが出てきます。青い小鳥といえば、日本では、(冬に主として観察される)ルリビタキか、留鳥のカワセミでしょうね。
ルリビタキ(瑠璃鶲、Tarsiger cyanurus
ルリビタキ(瑠璃鶲、Tarsiger cyanurus
カワセミ(翡翠、翡翆、魚狗、川蟬、Alcedo atthis
カワセミ(翡翠、翡翆、魚狗、川蟬、Alcedo atthis
ジョウビタキ(尉鶲、常鶲、Phoenicurus auroreus) オス
ジョウビタキ(尉鶲、常鶲、Phoenicurus auroreus) メス
ミヤマホオジロ(深山頬白、Emberiza elegans
ミヤマホオジロ(深山頬白、Emberiza elegans
タゲリ(田鳧、田計里、Vanellus vanellus
タゲリ(田鳧、田計里、Vanellus vanellus
タゲリ(田鳧、田計里、Vanellus vanellus
タゲリ(田鳧、田計里、Vanellus vanellus
シロチドリ(白千鳥、Charadrius alexandrinus
ユリカモメ (百合鴎、Chroicocephalus ridibundus
ミユビシギ (三趾鷸、Calidris alba
ミユビシギ (三趾鷸、Calidris alba
ミユビシギ (三趾鷸、Calidris alba
ハシビロガモ(嘴広鴨、Anas clypeata
ウミアイサ(海秋沙、Mergus serrator)オス
ウミアイサ(海秋沙、Mergus serrator) メス
ウミアイサ(海秋沙、Mergus serrator) オス
ミコアイサ(巫女秋沙、Mergus albellus
ミコアイサ(巫女秋沙、Mergus albellus
ミコアイサ(巫女秋沙、Mergus albellus
コハクチョウ(小白鳥、Cygnus columbianus