急に雨が降ってきたり、猛烈に暑くなったり、気まぐれな天気が続いています。静かに自然観察を続けていますが、うれしいニュースがあります。豊橋市にあり、普段よく行っている、葦毛湿原(いもうしつげん)が国指定天然記念物になることが決まりました。
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2021 水無月の風景
例年より早く、東海地方は5月に梅雨入りしました。しかし、6月になって、空梅雨状態がちょっと続いているようです。
自然界では、そんな不安定な天候に係らず、初夏から真夏への移行が着実に進行しています。コロナ下で、感染防止対策をしながら、山野に出かけて観察を続けています。
2021 皐月の風景
愛知県に緊急事態宣言が発令されています。大学の授業や会議にもいろいろな影響がでています。昨年同様、静かに身近な風景をコンデジで撮影しています。
虫たち
鳥たち
植物たち
2021卯月の風景
大学の授業が今日からやっとはじまりました。
周囲の自然界では、夏鳥のツバメ、オオルリ、キビタキなどが見られるようになり、春本番となってきました。愛知県では、絶滅しかかっているクロツバメシジミが、地域住民が食草のツメレンゲごと(ダム建設の前に)移植し、ずっと保護してくれているおかげで、今年も第1バッチ(?)の4月に生息していることが確認できました。豊橋市が誇る葦毛湿原では、本来、5月上旬ごろに満開になるはずのミカワバイケイソウ(絶滅危惧Ⅱ類)やカザグルマ(準絶滅危惧種)などが4月中旬に満開となっています。季節は着実に進んでいるようです。
クロツバメシジミ編
絶滅が危惧される植物編
山野で観察される春らしい植物編
春の女神との出会い
豊橋からは比較的近場でありながら、まだ行ったことがなかった浜北・引佐の枯山(標高548m)にはじめて行ってきました。枯山は、春の女神ギフチョウで有名な場所です。ギフチョウは本州でのみ観察される日本固有種(絶滅危惧・危急種 VU (Vulnerable))で、観測される地域の自治体で厳重に保護されている生物の1つです。春の短い間だけ観察されるので、スプリング・エフェメラルと呼ばれる動植物の一種です。かつては、豊橋市内(例 葦毛湿原)を含め本州各地に生息していたそうですが、乱獲、スギやヒノキの植林、土地開発など様々な理由で、高度経済成長時代以降、ほとんどの生息地で絶滅していったそうです。枯山にギフチョウが残っているのは、皮肉なことに、生息地周辺は蛇紋岩からなる地質のため植林に不向きなことと、アクセスが大変なため乱獲や(ゴルフ場等の)土地開発を免れたことなどが理由なのだそうです。いろいろな奇跡が重なったことで、2021年現在でもギフチョウが生息していて、幸運にも、最初の訪問で、はじめて出会うことができ、本当にラッキーだったなあと感じています。
3月下旬ですが、冬鳥はまだ、多少残っているようです。以下、鳥です
2021弥生の風景
三寒四温に相応しい時期になりました。自然観察を静かに続けていますが、春は着実にやってきているようです。カモに代表される冬鳥は少しずつ北国に帰り、近場の池も野鳥がめっきり少なくなりました。一方、植物の世界では、徐々に春に咲く花が増えてきているように感じます。
2021如月の風景
2021年東三河・遠州の冬景色
節分・立春を迎え、暦の上では春になりました。まだまだ寒い毎日が続いていますが、昼間の時間が一日ごとに長くなってきたなあと体感できるので、毎年この時期、ちょっとだけ嬉しく感じます。
2021年睦月の風景
コロナ感染対策が強化されるなか、2021年がはじまりました。なかなか遠出はできないご時勢ということで、身近な自然観察を静かに続けています。昨年の1月同様、今年も最初の一連の写真は、自分の野鳥観察の原点であるルリビタキです。見つけるのは大変ですが、独特の地鳴を頼りに探し続けています。