日別アーカイブ: 2021年10月3日

2021 秋の風景

蒸し暑かった夏も終わり、秋分の日を過ぎて日が短くなってきました。緊急事態宣言が解除され、少しずつ以前の日常に戻ろうとしています。マスクをして自然観察続けています。

秋晴れの葦毛湿原
秋晴れの三河湾(篠島を望む)
フジバカマ(藤袴、Eupatorium japonicum)@東三河
コウヤボウキ(高野箒、Pertya scandens )@葦毛湿原
シラタマホシクサ(白玉星草、Eriocaulon nudicuspe)@葦毛湿原。シラタマホシクサ自体は、葦毛湿原に8月から咲いていますが、9月中旬以降が見ごろです。日本固有種で、東海地方でしか見られない秋を代表する植物です。本当に、「星のじゅうたん」のような景色に魅了されます。絶滅危惧Ⅱ類です。
シラタマホシクサ(白玉星草、Eriocaulon nudicuspe)@葦毛湿原
シラタマホシクサ(白玉星草、Eriocaulon nudicuspe)@葦毛湿原
ミゾソバ(溝蕎麦、 Polygonum thunbergii )@葦毛湿原。葦毛湿原では、シラタマホシクサとともに、9月になると、群落が見られます。
ミゾソバ(溝蕎麦、 Polygonum thunbergii )@葦毛湿原 。近くから見ると、ピンクと白の色合いがマッチしていて、とても可愛い花です。
ヤマハギ(山萩、Lespedeza bicolor)@葦毛湿原。秋の七草のひとつです。
イワショウブ(岩菖蒲、Triantha japonica )@葦毛湿原。日本固有種。植生回復作業で復活したもので、本州の日本海側中心に分布する。夏に、霧ヶ峰(標高1600m)の湖畔で観察できました。葦毛湿原のように、太平洋側に近い標高60mほどの地点で観察できること自体、奇跡のように感じます。
ヤナギタデ(柳蓼、 Persicaria hydropiper)@鶴ヶ池。日本固有種
コウホネ (河骨、 Nuphar japonica)@飯田公園。日本固有種
ホトトギス(杜鵑草、Tricyrtis hirta)@飯田公園。日本固有種
ホトトギス(杜鵑草、Tricyrtis hirta)@飯田公園。日本固有種
ホトトギス(杜鵑草、Tricyrtis hirta)@飯田公園。日本固有種
ツリガネニンジン(釣鐘人参、 Adenophora triphylla var. japonica )@森林公園。樺太・千島のほかは、日本国内のみ分布
ヒヨドリバナ(鵯花、山蘭、Eupatorium makinoi )@森林公園。日本固有種
キンモクセイ金木犀、巌桂、 Osmanthus fragrans var. aurantiacus)@森林公園。キンモクセイは、どこにでもある植物ですが、その存在を意識するのは10月上旬の独特の「香り」が漂う時期です。
飯田公園
葦毛湿原(木道)
森林公園
ヒメアカネ(姫茜、Sympetrum parvulum )@葦毛湿原。ヒメアカネを見ると、秋が深まってきたなあ、と感じます。ハッチョウトンボよりは大きいですが、他のトンボと比較すると、とても小さいです。
ギンヤンマ(銀蜻蜓、Anax parthenope)飛翔中@鶴ヶ池
マユタテアカネ(眉立茜、Sympetrum eroticum eroticum )オス@桶ヶ谷沼
マユタテアカネ(眉立茜、Sympetrum eroticum eroticum )メス@桶ヶ谷沼
ホシホウジャク(星蜂雀、Macroglossum pyrrhosticta)@東三河
ミドリヒョウモン(緑豹紋、Argynnis paphia)?@葦毛湿原。葦毛湿原では初見でした。
ツマグロヒョウモン(褄黒豹紋、Argyreus hyperbius)メス@葦毛湿原
ツマグロヒョウモン(褄黒豹紋、Argyreus hyperbius)メス@葦毛湿原 。メスの前翅の先端は黒いので「ツマグロ」の名前の由来ですが、光のあたる方向によっては、これが紺青色にも見える部分があります。とても素敵な色に感じます。
ツマグロヒョウモン(褄黒豹紋、Argyreus hyperbius)オス@葦毛湿原
ツマグロヒョウモン(褄黒豹紋、Argyreus hyperbius)オス@葦毛湿原
ウラギンシジミ(裏銀小灰蝶、Curetis acuta paracuta)オス@桶ヶ谷沼
ウラギンシジミ(裏銀小灰蝶、Curetis acuta paracuta)メス@桶ヶ谷沼
ムラサキシジミ(紫小灰蝶、 Narathura japonica)@桶ヶ谷沼
ヤマトシジミ(大和小灰蝶、大和蜆蝶、 Zizeeria maha)@東三河
ヤクシマルリシジミ(屋久島瑠璃小灰蝶、Acytolepis puspa)@東三河
アサギマダラ(浅葱斑、Parantica sita)@東三河
コサメビタキ(小鮫鶲、Muscicapa dauurica)?@森林公園
コサメビタキ(小鮫鶲、Muscicapa dauurica)?@森林公園
カイツブリ(鳰(にお)、鸊鷉(へきてい)、鸊鵜(へきてい)、​Tachybaptus ruficollis)@葦毛湿原
アオアシシギ(青足鷸、Tringa nebularia)とソリハシシギ(反嘴鴫、Xenus cinereus )@東三河
イソシギ(磯鷸、Actitis hypoleucos)@東三河
キアシシギ(黄足鴫、Tringa brevipes)@東三河
ダイゼン(大膳、Pluvialis squatarola)@ 東三河。旅鳥なので、多くのシギが日本には短期滞在して、あっという間に、いなくなりますが、ダイゼンは比較的長く、日本に留まってくれます。
ハマシギ(浜鷸 、Calidris alpina)@ 東三河 。準絶滅危惧種
ツルシギ(鶴鷸、Tringa erythropus)@大池。絶滅危惧Ⅱ類
ツルシギ(鶴鷸、Tringa erythropus)(右)とハマシギ(浜鷸 、Calidris alpina)(左)?@大池。絶滅危惧Ⅱ類
ツルシギ( 鶴鷸、Tringa erythropus )(右端)、アオアシシギハマシギ?、コガモなど@大池
オナガガモ(尾長鴨、Anas acuta)@東三河。冬鳥が増えてきました
トウネン(当年、 Calidris ruficollis)@ 東三河
ヒドリガモ (緋鳥鴨、Anas penelope )@幸公園。ついに、ヒドリガモもやってきました。東海地方で冬鳥のカモ類の普通種は、ほぼ出揃いました。ただし、この時期の冬鳥はエクリプスが多いです。冬鳥の多くは、真冬を含め、こちらに4,5ヶ月滞在し、成長して春になると、北国に帰ってゆきます。不思議ですね。生まれつき、冬を過ごし成長する場所も、夏に繁殖のため戻る場所(ヒドリガモの場合、多分、シベリアから北欧付近までのユーラシア大陸)も覚えているのでしょうか?
ヒドリガモ (緋鳥鴨、Anas penelope )@幸公園
カワセミ(翡翠、翡翆、魚狗、川蟬、Alcedo atthis)@泉の森
カワセミ(翡翠、翡翆、魚狗、川蟬、Alcedo atthis)@泉の森
カワセミ(翡翠、翡翆、魚狗、川蟬、Alcedo atthis)@泉の森
モズ(百舌・百舌鳥・鵙・伯労、 Lanius bucephalus )@東三河
ヤマガラ(山雀、Sittiparus varius)@葦毛湿原
ヤマガラ(山雀、Sittiparus varius)@葦毛湿原
タシギ(田鴫、Gallinago gallinago)@大池
マガモ真鴨Anas platyrhynchos)@大池
シロチドリ(白千鳥、 Charadrius alexandrinus)@東三河。絶滅危惧Ⅱ類
オオアジサシ(大鯵刺、Sterna bergii)@東三河、絶滅危惧Ⅱ類
セグロカモメ (背黒鴎、 Larus argentatus)@東三河
ウミネコ海猫Larus crassirostris)@東三河