2021 秋の風景 コメントを残す 蒸し暑かった夏も終わり、秋分の日を過ぎて日が短くなってきました。緊急事態宣言が解除され、少しずつ以前の日常に戻ろうとしています。マスクをして自然観察続けています。 秋晴れの葦毛湿原 秋晴れの三河湾(篠島を望む) フジバカマ(藤袴、Eupatorium japonicum)@東三河 コウヤボウキ(高野箒、Pertya scandens )@葦毛湿原 シラタマホシクサ(白玉星草、Eriocaulon nudicuspe)@葦毛湿原。シラタマホシクサ自体は、葦毛湿原に8月から咲いていますが、9月中旬以降が見ごろです。日本固有種で、東海地方でしか見られない秋を代表する植物です。本当に、「星のじゅうたん」のような景色に魅了されます。絶滅危惧Ⅱ類です。 シラタマホシクサ(白玉星草、Eriocaulon nudicuspe)@葦毛湿原 シラタマホシクサ(白玉星草、Eriocaulon nudicuspe)@葦毛湿原 ミゾソバ(溝蕎麦、 Polygonum thunbergii )@葦毛湿原。葦毛湿原では、シラタマホシクサとともに、9月になると、群落が見られます。 ミゾソバ(溝蕎麦、 Polygonum thunbergii )@葦毛湿原 。近くから見ると、ピンクと白の色合いがマッチしていて、とても可愛い花です。 ヤマハギ(山萩、Lespedeza bicolor)@葦毛湿原。秋の七草のひとつです。 イワショウブ(岩菖蒲、Triantha japonica )@葦毛湿原。日本固有種。植生回復作業で復活したもので、本州の日本海側中心に分布する。夏に、霧ヶ峰(標高1600m)の湖畔で観察できました。葦毛湿原のように、太平洋側に近い標高60mほどの地点で観察できること自体、奇跡のように感じます。 ヤナギタデ(柳蓼、 Persicaria hydropiper)@鶴ヶ池。日本固有種 コウホネ (河骨、 Nuphar japonica)@飯田公園。日本固有種 ホトトギス(杜鵑草、Tricyrtis hirta)@飯田公園。日本固有種 ホトトギス(杜鵑草、Tricyrtis hirta)@飯田公園。日本固有種 ホトトギス(杜鵑草、Tricyrtis hirta)@飯田公園。日本固有種 ツリガネニンジン(釣鐘人参、 Adenophora triphylla var. japonica )@森林公園。樺太・千島のほかは、日本国内のみ分布 ヒヨドリバナ(鵯花、山蘭、Eupatorium makinoi )@森林公園。日本固有種 キンモクセイ(金木犀、巌桂、 Osmanthus fragrans var. aurantiacus)@森林公園。キンモクセイは、どこにでもある植物ですが、その存在を意識するのは10月上旬の独特の「香り」が漂う時期です。 飯田公園 葦毛湿原(木道) 森林公園 ヒメアカネ(姫茜、Sympetrum parvulum )@葦毛湿原。ヒメアカネを見ると、秋が深まってきたなあ、と感じます。ハッチョウトンボよりは大きいですが、他のトンボと比較すると、とても小さいです。 ギンヤンマ(銀蜻蜓、Anax parthenope)飛翔中@鶴ヶ池 マユタテアカネ(眉立茜、Sympetrum eroticum eroticum )オス@桶ヶ谷沼 マユタテアカネ(眉立茜、Sympetrum eroticum eroticum )メス@桶ヶ谷沼 ホシホウジャク(星蜂雀、Macroglossum pyrrhosticta)@東三河 ミドリヒョウモン(緑豹紋、Argynnis paphia)?@葦毛湿原。葦毛湿原では初見でした。 ツマグロヒョウモン(褄黒豹紋、Argyreus hyperbius)メス@葦毛湿原 ツマグロヒョウモン(褄黒豹紋、Argyreus hyperbius)メス@葦毛湿原 。メスの前翅の先端は黒いので「ツマグロ」の名前の由来ですが、光のあたる方向によっては、これが紺青色にも見える部分があります。とても素敵な色に感じます。 ツマグロヒョウモン(褄黒豹紋、Argyreus hyperbius)オス@葦毛湿原 ツマグロヒョウモン(褄黒豹紋、Argyreus hyperbius)オス@葦毛湿原 ウラギンシジミ(裏銀小灰蝶、Curetis acuta paracuta)オス@桶ヶ谷沼 ウラギンシジミ(裏銀小灰蝶、Curetis acuta paracuta)メス@桶ヶ谷沼 ムラサキシジミ(紫小灰蝶、 Narathura japonica)@桶ヶ谷沼 ヤマトシジミ(大和小灰蝶、大和蜆蝶、 Zizeeria maha)@東三河 ヤクシマルリシジミ(屋久島瑠璃小灰蝶、Acytolepis puspa)@東三河 アサギマダラ(浅葱斑、Parantica sita)@東三河 コサメビタキ(小鮫鶲、Muscicapa dauurica)?@森林公園 コサメビタキ(小鮫鶲、Muscicapa dauurica)?@森林公園 カイツブリ(鳰(にお)、鸊鷉(へきてい)、鸊鵜(へきてい)、Tachybaptus ruficollis)@葦毛湿原 アオアシシギ(青足鷸、Tringa nebularia)とソリハシシギ(反嘴鴫、Xenus cinereus )@東三河 イソシギ(磯鷸、Actitis hypoleucos)@東三河 キアシシギ(黄足鴫、Tringa brevipes)@東三河 ダイゼン(大膳、Pluvialis squatarola)@ 東三河。旅鳥なので、多くのシギが日本には短期滞在して、あっという間に、いなくなりますが、ダイゼンは比較的長く、日本に留まってくれます。 ハマシギ(浜鷸 、Calidris alpina)@ 東三河 。準絶滅危惧種。 ツルシギ(鶴鷸、Tringa erythropus)@大池。絶滅危惧Ⅱ類 ツルシギ(鶴鷸、Tringa erythropus)(右)とハマシギ(浜鷸 、Calidris alpina)(左)?@大池。絶滅危惧Ⅱ類 ツルシギ( 鶴鷸、Tringa erythropus )(右端)、アオアシシギ、ハマシギ?、コガモなど@大池 オナガガモ(尾長鴨、Anas acuta)@東三河。冬鳥が増えてきました トウネン(当年、 Calidris ruficollis)@ 東三河 ヒドリガモ (緋鳥鴨、Anas penelope )@幸公園。ついに、ヒドリガモもやってきました。東海地方で冬鳥のカモ類の普通種は、ほぼ出揃いました。ただし、この時期の冬鳥はエクリプスが多いです。冬鳥の多くは、真冬を含め、こちらに4,5ヶ月滞在し、成長して春になると、北国に帰ってゆきます。不思議ですね。生まれつき、冬を過ごし成長する場所も、夏に繁殖のため戻る場所(ヒドリガモの場合、多分、シベリアから北欧付近までのユーラシア大陸)も覚えているのでしょうか? ヒドリガモ (緋鳥鴨、Anas penelope )@幸公園 カワセミ(翡翠、翡翆、魚狗、川蟬、Alcedo atthis)@泉の森 カワセミ(翡翠、翡翆、魚狗、川蟬、Alcedo atthis)@泉の森 カワセミ(翡翠、翡翆、魚狗、川蟬、Alcedo atthis)@泉の森 モズ(百舌・百舌鳥・鵙・伯労、 Lanius bucephalus )@東三河 ヤマガラ(山雀、Sittiparus varius)@葦毛湿原 ヤマガラ(山雀、Sittiparus varius)@葦毛湿原 タシギ(田鴫、Gallinago gallinago)@大池 マガモ(真鴨、Anas platyrhynchos)@大池 シロチドリ(白千鳥、 Charadrius alexandrinus)@東三河。絶滅危惧Ⅱ類 オオアジサシ(大鯵刺、Sterna bergii)@東三河、絶滅危惧Ⅱ類 セグロカモメ (背黒鴎、 Larus argentatus)@東三河 ウミネコ(海猫、Larus crassirostris)@東三河